2022年5月にVストローム250を購入し、長距離&長期間のキャンプツーリングを楽しめる様に色々とカスタムしました。そんなキャンツー仕様Vストローム250のカスタム内容をご紹介いたします。皆さまのカスタムの参考になれば幸いです。
目次
積載関連カスタム
アドベンチャータイプのバイクに惹かれ、最終的にVストローム250購入に至った最大の理由が、いわゆるフルパニア化による積載能力の高さ。それ故、真っ先にどの様なオプションがあるかネットを調べ始めました。Vストローム250にはSuzuki純正の3点セット(サイドパニアケースとトップケース)がオプションであり、しかも2022年5月の購入時にはキャンペーンで3万円近く通常価格よりも安く手に入る状況でした。しかしながらこの純正ケースが、サイドパニアが左右各20L、そしてトップケースが23Lで、合計63Lと少し容量的に物足りないケースセットでした。一方、Vストローム250に装着できるケースは社外から色々と出ており、色々と探した結果以下の構成になりました。
トップケース
トップケースに選んだのは、GIVI TREKKER DOLOMITI DLM46B (46L)。

GIVIのアルミケースで一番メジャーであろうTREKKER OUTBACKと悩んだのですが、OUTBACKは56Lと42Lの設定で、普段使いにも丁度良いサイズ感(46L)と、OUTBACKほどイカつく無いDOLOMITEにしました。上開きのサイドパニアケースを開く時も干渉が無い横幅で使い易く、それでいてKabutoのシステムヘルメット「Ryuki」が余裕で入り、他にも物が多少入るサイズです。
DOLOMITIはGIVIの「モノキー」ケースという種類になり、V-Stromのリアラックに付けるには汎用ベースプレートとアタッチメントが別途必要でしたが、一旦付けてしまうと安定性に全く不安はありませんでした。
サイドパニアケース
サイドパニアケースに選んだのは、GIVI TREKKER ALASKA ALA36B (各36L)。

TREKKER OUTBACK OBKN37やTREKKER DOLOMITI DLM36と悩んだのですが、ケースを斜めに固定して開閉でき、大きなトップケースとの併用でも開閉時に干渉しない、というギミックに惹かれてALASKAにしました。今の46Lのトップケースだと、斜めにせずとも開閉時の干渉は無いのですが、将来的にもっと横幅が大きいトップケースに変更した場合、このギミックが有効かもしれません。
付けるにはVストローム250専用のフィッティングパーツの取り付けが必要でした。
タンクバッグ
ちょっとした小物やカメラなどのガジェット系を収納する為、GIVI ロック付きタンクバッグ UT809を付けています。

バッグ底部のレバー操作でワンタッチでバイクとの取り外しが可能で、取り外し機構はロックも可能でセキュリティ的に安心でした。また容量も20Lあり、ミラーレスカメラ、レンズ、三脚などを入れてまだ余裕がありました。ワンタッチ着脱とはいえ、北海道ツーリング中に高速やダートを走る機会がありましたが、走行中外れそうな心配は全くありませんでした。タンクに傷が着く心配も無く、取り外しも簡単なので非常に気に入っています。
フルにハンドルを切るとハンドルバーとタンクバッグの前部が若干干渉しますが、ハンドルロック可能なレベルです。
バイクに付けるには専用のアタッチメントをタンクのガソリン給油口に取り付ける必要がありますが、アタッチメントの導入も非常に簡単にできました。
走行関連カスタム
エンジンガード
エンジンガードにはSW-MOTECH クラッシュバーを取り付けています。

北海道の函岳へ続くダートで転倒した際も、このエンジンガードのおかげでバイク本体は全く無傷で済みました(エンジンガードの傷はその時のもの。。。)。
ウィンドスクリーンブラケット
ウィンドスクリーンの高さを調節できるスクリーンオフセットブラケットを付けています。

このブラケットは0-70mmで高さ調節可能で、自分は最も高い位置(+70mm)にしています。これにより特に高速走行時の風圧がかなり軽減されています。また、このブラケットにはバーホルダーも付いており、このバーホルダーにスマホホルダーやカメラアームなどを取り付けています。一石二鳥の便利スクリーンブラケットです。
ヘッドライトバルブ
ヘッドライトバルブはLEDヘッドライトバルブに変更しています。

ノーマルのハロゲンでは暗く、LEDに換装しているという方が多かったので。特にメーカー等にこだわりが無かったので、バイク屋にお任せして付けてもらいました。北海道で少し暗くなってから走った事があったのですが、特に不安を感じずに走る事ができました。
タンクパッド
タンクの傷保護、またニーグリップを効かせるためにタンクパッドを貼っています

貼る前は傷保護メインで考えていたのですが、実際に使うとニーグリップのグリップ感が非常に高くなり、ストップ&ゴーが多い場面や、ワインディングなどでバイクとの一体感が高まりその効果を感じます。意外とお勧です。
スロットルアシスト
高速道路を一定の速度域でずっと走る場合の補助としてスロットルアシストはお勧めです。
これが有ると無いとでは、高速道路走行時の手の疲れが各段に違います。ただし、路面に段差が結構あるような、例えばダート走行時などは外しておいた方が良いかと思います。体の上下動に合わせて腕が動き、意図せずスロットルを捻る可能性があります。
サイドスタンドプレート
サイドスタンドにはサイドスタンドプレートを付けています。

キャンプ地の様な地面がアスファルトで無い場合や、仮にアスファルトでも夏の北海道の場合など、地面が柔らかい場合にスタンドがめり込み車体が倒れる可能性があります。このプレートをサイドスタンドに装着する事により、地面との接地面が広くなり、めり込みにより倒れる事を予防できます。
ガジェット関連カスタム
スマホホルダー
スマホホルダーはKaedea KDR-M14Cを使っています。

スマホを縦向きで使うと、メーターの上部が隠れる為、横向きの使用していますが、フラットダート走行程度では落ちる不安はありません。
カメラアーム
走行時の車載動画撮影用アクションカメラを取り付けるため、カメラアームをスクリーンブラケットのバーに付けています。

ウィンドスクリーンが映り込むのを防ぐ為長めのアームを付けています。稼働クランプ部が2つあり、かなり自由に調整可能です。長めのアームですがアクションカメラ側の手振れ補正ONの状態で撮影すると、走行時の映像の振動は気になりませんでした。この動画はこのアームに取り付けたアクションカメラで撮った動画です。
シガーソケットチャージャー
Vストローム250には標準でシガーソケットが付いていますが、それにUSBチャージャーアダプターを付けています。

2口USB出力が付いており、ここからスマホとアクションカメラの両方同時に給電しながら走っていますが、両方とも満充電まで給電されます。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーはミツバサンコーワ バイク専用ドライブレコーダーを付けています。

まだドラレコ映像が必要になる様な事態になった事は無いですが、保険的な意味で付いていると若干安心感があります。「ドラレコ撮影中」のステッカーも注意喚起のためにトップボックス後部に貼っています。ちなみに、同じタイプのドラレコでGPS付きのものもありますが、自分はGPSの有用性がわからなかった為にGPS無しのものを取り付けています。
その他
ヘッドライトリム
キャンプツーリングとは全く関係ないですが、ノーマルではヘッドライトリムはシルバーなのですが艶消しブラックに塗装しています。

Vストローム250の現行車ではカラーパターンが4種類あるのですが、何故かこのパールネブラーブラックだけがヘッドライトリムがシルバーです。カウルの色に合わせたのだと思いますが、やはりブラックの方が好みです。
まとめ
全体的に非常に満足のいくカスタムができたと感じています。これで2週間を超える北海道キャンプツーリングに行ってきましたが、非常に快適に楽しめました。
これから先のカスタム候補としては、以下のものがあったりします。
- フロントスプロケット変更(14丁→15丁)
- マフラー変更(純正→モリワキ?)
- トップケース変更(46L→56L)
それぞれ現状にそれほど不満を感じていない部分なので、もう少し乗って飽きてきたら気分転換のつもりで変更するかもしれません。
以上、皆様のご参考になれば嬉しいです。ご質問などあればコメント欄等にお願いします。
コメント